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File no.022 新年を気持ちよく迎える

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新年を気持ちよく迎える

新年を気持ちよく迎える

より気持ちよく新年を迎えるために。

 お正月は日本最古の特別行事。豊作や健康を司る“年神(としがみ)様”を家にお迎えするために、1年の始まりを楽しくお祝いしていたことが起源とされています。
その伝統は今も「お正月飾り」や「おせち料理」として残っています。馴染みのある方もそうでない方も、お正月の意味に改めて触れることで、気持ちよく新年をお迎えしませんか?


新年を気持ちよく迎える〜鏡餅イメージ

お正月飾りは何を飾る? いつ飾る?


 年末になると街中や各家庭で見かけるお正月飾り。
その種類や飾る時期にはきちんと意味があります。

門松
年神様が訪ねてくるための目印として家の入り口に飾ります。
松は一年中葉を落とさないので、縁起が良く長寿のシンボルとされています。

鏡餅
年神様へお供えする縁起物。
床の間や、なければ家族が揃う食卓の近くに飾ります。
「だいだい(橙)」とも呼ばれるみかんを上に乗せるのは、家系が“代々”栄えるようにという思いが込められています。

しめ飾り
しめ縄に縁起のよい植物を付けたもので、玄関扉に飾り“この場所は神様をお迎えするのにふさわしい”ことを示します。
植物は、子孫繁栄を連想させる「ユズリハ」「ダイダイ」や、葉の裏が白いことから清廉潔白を表す「ウラジロ」、また“難が転じて福となす”という言葉を短縮したような「ナンテン」を用います。


新年を気持ちよく迎える〜門松イメージ 飾るのは、末広がりの8で縁起が良いとされる12月28日までに。
それ以降の日は避けましょう。29日は「二重苦」を連想してしまい、また31日や旧暦で年末をさす30日は飾る期間が1日のみなので神様に失礼な行為となってしまいます。


片づけも決まった時期に行います。
神様のパワーが備わると言われる鏡餅は1月11日まで飾り、木槌などで割っていただきます。包丁で切るのは「切腹」を連想させるので厳禁。
それ以外の飾りは「松の内」と呼ばれる期間(関東は7日、関西は15日までが標準)」が明けたら片付けます。


おせち料理は何を食べる?


 お正月に欠かせないおせち料理は、漢字で“お節料理”と表記します。
これは自然の恵みや収穫に感謝して神様にお供えしていた料理をかつて「節供(せっく)」と呼んでいたことに由来しています。
「幸せを重ねる」という意味で、2〜4段のお重に手作りの具材を詰めて食卓に出すのが習わしです。いただく具材にはひとつひとつに意味があるので、意識しながらいただけばよりご利益があるかもしれません。

新年を気持ちよく迎える〜おせち料理イメージ 伊達巻
巻物の形に似ていることから、文化の発展や学問成就が願われています。

黒豆
黒く日に焼けるほどまめ(真面目)に働けるように健康が願われています。

栗きんとん
金運を招く縁起物(=金団(きんとん))を表しています。

海老
海老のように背中が曲がるくらいの長寿が願われています。

紅白かまぼこ
紅白の色は縁起が良く、半円の形で初日の出を表しています。



伝統文化であるお正月祝いも、起源や由来を見てみると言葉遊びのようでユニークなものが多く、なんだか親近感がわきませんか?

今日ではお正月飾りが低価格で気軽に購入できたり、お重や具材も市販のものが活用されていたりと、時代や各家庭に合わせた様式も浸透しています。
一年の始まりという特別な日、ぜひ形として現代に残る文化を取り入れて過ごしてみてはいかがでしょうか。




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