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春を迎える“冬物お手入れ&保管術”

ひと雨ごとに温かくなってきた今日この頃。そろそろ春物を出したくなりますね。 でもその前に、まずは冬物のお手入れを済ませておくのが先。 お世話になった冬物をキレイに収納してから、気持ちよく春を迎えましょう!

正しいお手入れと収納で、お気に入りの冬アイテムを長く使う

ウールやカシミアなどのコートやニット、本革のブーツ、ファー使いのバッグなど、冬のアイテムはデリケートな素材のものばかり。いい加減に収納すると、カビやシミ、虫食いの被害に泣くことも…。せっかくの冬アイテムを長く使うためには、収納前のお手入れと正しい保管が必要。
今回はウールのセーターとブーツのお手入れ&保管術を紹介します。

 

  • ウール製品は自宅で洗う

    冬物衣料の代表、ウール製品は自宅で洗うのが経済的。まずは自宅で洗えるか洗えないかを取り扱い表示で確認します。
    「洗濯機OK」「手洗いOK」表示があるものは自宅で洗濯ができます。また「ドライクリーニング」の表示も“ドライクリーニングができる”という意味で、じつは自宅での洗濯が可能。
    「手洗い不可」表示のものも、ホームクリーニング用の専用洗剤を使えば洗えるものもあります。
    ウールの洗濯は、約30℃のぬるま湯に適量の中性洗剤を溶かしてやさしく押し洗いするのが基本。すすぎも約30℃のぬるま湯で洗いと同じように押しながら2度すすぎます。2度目のすすぎで柔軟剤を混ぜ、30秒脱水。軽くたたいて形を整え、平らな場所に広げて陰干しします。
    注意しなければならないのは、お湯の温度と洗濯時間。温度は洗濯からすすぎまで一定の温度(30℃前後)で素早く終わらせないと、縮みや型くずれの原因となってしまいます。

 

  • カビを防止するブーツのお手入れ

    本革のブーツはカビが一番の大敵。まずはカビの原因となる汚れを徹底的に落としましょう。
    外側はブラシで汚れを掃き出し、クリーナーをなじませた布で拭き取ります。カビやすい内側は防カビ性の強いクリーナーを使って。布素材の場合は、布に薄めた中性洗剤を浸し固く絞ってから、たたいて落とします。
    次は革の保護。ブーツと同じ色の靴クリームをブラシやスポンジで全体に薄くのばします。それからブラシでツヤが出るまでブラッシング。この作業で靴クリームのムラが均一にのばされ、小さなキズが隠れます。ツヤをさらにアップさせるには、古いストッキングを使った乾拭きが効果的です。
    最後は防水スプレー。防水スプレーは水だけでなく油分も弾いてくれるので汚れが革の中まで浸透せず、後のお手入れを楽にしてくれます。スプレーは必ず靴(革)専用のものを、20~30㎝離して全体にまんべんなく吹き付けましょう。洋服用のものなどはアルコール分が多いので、革が変色する恐れがあります。

 

  • 収納は形を整え、乾燥させてから

    衣類も靴も収納前は湿気を取るのが鉄則です。
    自宅で洗った衣類は十分に乾いているか確認。クリーニングから戻ってきたものは仕上げのときの湿気が残っていることがあるので、ビニールから出して風通ししましょう。ブーツは2~3日風通しのいいところに置き、陰干しします。
    収納する衣装ケースやクローゼット、引き出しは、カビや虫の卵がないようにキレイに掃除しておきます。クローゼットの引き出しに収納する場合は、詰め込み過ぎに注意。通気が悪くなりカビの原因となります。だいたい8分目までの容量がベストです。収納ケースの場合はぴったりと閉まるものを。乾燥剤と防虫剤を忘れずに入れましょう。
    ブーツの収納はシワになりやすい甲の部分に詰め物をして、ブーツキーパーなどで形を整えます。
    ただし、プラスチックやビニール製のブーツキーパーは長く保管した場合に革と癒着する場合が。布や紙を巻いて使いましょう。ブーツを紙で包み、箱に乾燥剤を入れてなるべく高いところに収納するのが理想です。